グランパス『4-2 大邱FC戦』

ACL ラウンド16  9/14(火)18:00 豊田スタジアム

仕事を1時間早く切り上げて職場を出る。研究授業かなんかがあったみたいだけど「そんなの関係ねエ」帰宅し、車で現地へと向かう。今日の腹ごしらえは、久しぶりの定食屋。味噌カツ定食を頼んだ。

ゆっくり食べていたら、スタジアムに着くのが少々遅れてしまった。到着直後にクバのゴール。先制点だと喜んでいたら、あれれ、1-1だ。開始早々失点していたのね。

相手は韓国チームだが、流石にグループを勝ち上がっただけあって、強い。国内での戦いでは通るパスが通らない。ボールを保持しても、すぐさま複数で囲まれてしまう。序盤は優位だったものの、徐々に攻められるようになり、ついには勝ち越される。やはりACLは厳しいな、過密日程だもんな、と弱気になってしまった。

後半からは木本とともに森下が入る。この低迷した雰囲気を変えるのは森下しかいない、と思っていたのだ。そして後半になって相手も少しずつ運動量が落ちてきたように思う。そんな中で、なんとクバが同点、そして逆転ゴール。あっという間の逆転劇、スーパーゴール2連発に、まさに心を奪われてしまった。

彼は「連携」とか「効果」とかではない。彼こそ「決定」である。彼が試合を決める。彼一人で勝利させられる。どうやら彼はそんなとんでもない選手なのだ。前の彼のゴールにも痺れたが、今日の得点も「とんでもない」ゴールだった。見事な逆転劇を目の当たりにできて本当に幸せだ。これからも、もっともっと、このチームを応援していきたい。(R3.9.14記)

 

読書『心の病は食事で治す』(生田哲)

心の病は食事で治す (PHP新書)  – 2005/2/16 生田 哲  (著)

3年前の今くらいだろう。私は適応障害と診断された。

~心の病は脳のはたらきの不調によって起こる。心の病は少しも珍しいものではない。心の病から脱却する第一歩は、心の病に対する偏見を捨てることである。そして心の病に対する偏見は心と脳についての正確な知識に乏しいことと、心を神秘的なものと解釈する誤りからくる。~

心と脳についての正確な知識を得るために、今一度、本書を見直そう。

~脳は栄養素が姿を変えたものである。脳のはたらきを決定する最大の要因は、摂取する栄養素の種類と量、どんな食物をどれだけ食べるかなのである。~

強い心を作るためには、食事が大切なのだ。

~脳にブドウ糖が欠乏するとエネルギー不足になり、元気が出ない。こうしてうつ病や慢性疲労が発生する。ビタミン、ミネラル、必須脂肪酸が不足しても、脳の興奮が定まらず心の病が発生する。~

適応障害と診断される前、朝食のパンを止めたことがある。腰痛を治すために、体重を減らしたかったからだ。今思うと、それも影響していたのだろうか。

~心の病を治すには、脳内物質のバランスを回復すればよい。ビタミン、ミネラル、アミノ酸酵素、ホルモン、必須脂肪酸など人体に存在する天然の物質を利用するのである。~

今、自分は元気だが、心の病だっていつかかるか分からない。というかどんな病気にかかってもおかしくない年齢だ。あらためて食事を見直してみたい。(R3.9.13記)

 

映画『ベイビーわるきゅーれ (2021)』

ベイビーわるきゅーれ (2021)  監督 阪元裕吾

以前から今日この映画を観ると決めていた。ネットで座席指定し、チケットを購入。朝から雨が降っていたが止む見込みだったので自転車で、隣市のミニシアターへ。

ほとんど知られていないが高評価な作品だ。殺し屋稼業の女子高生、実はコミュ障で、という設定はとてもユニークで興味をそそられた。だが、高評価ほどではなかったなというのが感想だ。

まず時間の流れがよく分からない。空想シーン、数週間前、現在と時間設定が変わるのだが、これがとても分かりにくい。いろいろな名作からヒントにしたと思うのだが、時間の組み替えの効果はあったのかな。

そしてコギャル2人の扱い。社会性がない、コミュ障だということを強調したいのだろうが、交差点で道に迷うシーンや自宅で過ごすシーンがだらだらのびのびという感じ。もっとメリハリというか、テンポが欲しかった。だがクライマックスはこの映画の真髄を観た気がする。特に髪の短い方のアクションは迫力があり観応え十分だ。

劇中、コンビニのサンドイッチが贅沢だという。ゲームやスマホをあてがわれ貧乏という檻に嵌められた現代の若者。そんな格差社会に生きているのだ。そんな裏テーマを読み取りました。

鑑賞後、ネット予約をしたのに正規の料金でチケットを購入したことに気づく。500円も余分に払ってしまったのだ。次はきちんと忘れず会員料金で手続きできるよう、ここに記しておこう。(R3.9.11記)

グランパス『3-0 ホーム徳島戦』

J1 第28節  9/10(金)19:00 豊田スタジアム

ある会議が終わるや否や職場を飛び出し帰宅、豊田スタジアムに向かう。いつもの駐車場に車を置き、またカレーチェーン店へ。その店はとても有難い。量も辛さも調節できるのだ。私はご飯200gのメンチカツカレーを注文した。おかげでコンビニではプリンが買えた。

今日は自分の誕生日記念ということでメインスタンドに陣取る。久しぶりに座って観戦だ。プリンを味わう中、前半からグランパスはガンガンに攻めていた。特に前田、マテウス。相手守備陣に付かれても容易にボールを離さずまさにゴール前に切り込んでいた。惜しいチャンスが何度もあった。徳島守備陣の粘り強さも感じた。

後半になって早々PK。相手はレッドカードで10人となる。思えば前半の波状攻撃が実を結んだということだな。相手は1人減ったが、気丈に1点を取りに来る。守備では吉田豊が光っていた。彼のボール奪取能力、対人能力は高い。相手に対し、上半身も上手に使ってピンチを防いでいる。そんな彼の勇姿を間近に観ることができた。

けがで長期離脱の金崎にPKキッカーがまわったのは、復帰祝いのプレゼントか。かのチームが心身ともいい状態なのだなと感じた。そして徳島からのオウンゴール。これは私への誕生日祝いと受け取っておきたい。

次戦は14日、今月3度目の平日観戦である。(R3.9.11記)

 

 

読書『労働法入門』Ⅶ

今回がラストだ。

~それぞれの人にそれぞれの考え方があることをお互いに尊重し合いながら、自分の信念や選択に従って生きていく自由がそれぞれの個人にある。この個人の自由を尊重し合うことが日本の企業社会や労働者にとってこれからの一つの重要な課題となる。~

個人の自由を尊重し合うこと。個人の自由を尊重しようという気持ちがあれば、勤務時間を超えて労働者を拘束しないだろう。職員が、好きで残っているのか、そうでないのかくらいは使用者は確認すべきだ。

~自分の権利が損なわれた場合には、誰か(どこか)に相談し、適切な行動を取るべきである。また、自分自身のためにも、自分が属する組織や社会のためにも、集団の構成員として積極的に発言をしたり、活動を行い、集団的なネットワークにおいて国家や個人の能力や情報の限界を補っていく役割を担うことが期待される。~

私は自分の権利が損なわれたときに適切な行動をとるだろう、組合を最大限活用して。だが、それ以上の役割を果たそうとしない。それが気にくわないのだ。

自分自身はともかく、属する組織や社会のために積極的に発言しているだろうか。活動しているだろうか。自分は、自分の利益、権利だけを守ろうとしているのだ。だから自分は、本当は、もう一歩踏み出さなくてはならないのだ。

~変革の鍵を握っているのは、現場で働いている労働者の声とそれを受け止める会社の姿勢である。一人ひとりが個人として自分の生き方や働き方を決め、「集団」の中で自分の意見や考え方について発言することによって会社や社会の持続的な発展に貢献し、また、民主主義のプロセスを通じて「国家」の在り方にも関与する。労働法は人々の意識や社会のあり方と深く結びつきながら動態的に変化していく。~

受け止める会社の姿勢はどうかわからないが、労働者の声を、自分は発しているか。自分の意見や考え方について発言しているか。自分ができることをしないで、労働法と実態の乖離を嘆いても仕方がないのだ。(R3.9.9記)

 

 

読書『労働法入門』Ⅵ

労働基準法32条には勤務時間について謳われている。だが、ほとんどの同僚が勤務時間を過ぎても働いている。法と実態が乖離しているわけだ。

~法と実態の乖離が日本の労働法の大きな特徴になっている。不条理な事態に直面したときに泣き寝入りしたのでは自分の権利や信念は守れない。法と乖離した実態を容認することは会社側に法は守らなくてもよい、さらには法を守っていては激しい競争に生き残れないという意識を植え付け、公正な競争の前提自体が損なわれる事態を生む。現場で働いている人たちの人間性を蝕み、結局、そのような組織や社会は長続きしないという結果に陥る。~

勤務時間など守っていてはまともな授業ができない、勤務時間など守っていては、学級運営ができない、という意識なのだろう。だが我々は公務員なので、激しい競争が行われているわけではない。勤務時間を超えても仕事をするのは、「まともな授業をしたい、まともな学級運営をしたい」という教師としてのプライド、責任感なのだ。「教師としての責任を果たす」ことと、「自分の権利を守る」こと、この2つは真反対のベクトルである。

使用者の一方的な命令で勤務時間を超えて働かされる、というのは人間性を蝕むことにつながるだろう。が、「責任を果たす」ために長時間働くことで人間性が蝕まれるとは言えない。

皆が皆、権利を侵されているわけではない。実は、勤務時間を超えたくない、と思っている者は少数なのだ。組合活動の難しさの一つはそこにある。(R3.9.8記)

 

 

映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説 (2021)』

シャン・チー/テン・リングスの伝説 (2021)  SHANG-CHI AND THE LEGEND OF THE TEN RINGS  監督 デスティン・ダニエル・クレットン

本日は私にとって特別な日だ。研究授業、協議会があるとかで、子どもも5時間授業で帰ったので、私も1時間の年休を取り、すぐに市内の映画館に向かう。誕生日ということで、キャラポプ、コーヒーを売店で買って観賞。

マーベル作品は欠かさず観ているので、当たり前のように選択。カンフーアクションは素晴らしいのだが、まあ長い。家族の関係や歴史を説明している部分が本編全体を冗長化している。2時間半だが、なんとか2時間くらいにしてくれないかな。マーベルで寝落ちしそうになるなんて。

壮大なストーリーにしたいのは分かるけど、ポケモン実写版とか、何かのファンタジー映画を連想してしまった。それでも最後の対決など、ぶっ飛びすぎて逆に楽しんでしまった。

キャストが全体的にあまり魅力的ではないのも難点です。ディズニーも、中国の巨大市場を意識しているのでしょう。しかし、恒例の最後のオマケでは、彼や彼女が登場。アベンジャーズファンの熱を上げさせ、次作への期待を持たせる。やりますなあ。(R3.9.7記)