読書『心の病は食事で治す』(生田哲)

心の病は食事で治す (PHP新書)  – 2005/2/16 生田 哲  (著)

3年前の今くらいだろう。私は適応障害と診断された。

~心の病は脳のはたらきの不調によって起こる。心の病は少しも珍しいものではない。心の病から脱却する第一歩は、心の病に対する偏見を捨てることである。そして心の病に対する偏見は心と脳についての正確な知識に乏しいことと、心を神秘的なものと解釈する誤りからくる。~

心と脳についての正確な知識を得るために、今一度、本書を見直そう。

~脳は栄養素が姿を変えたものである。脳のはたらきを決定する最大の要因は、摂取する栄養素の種類と量、どんな食物をどれだけ食べるかなのである。~

強い心を作るためには、食事が大切なのだ。

~脳にブドウ糖が欠乏するとエネルギー不足になり、元気が出ない。こうしてうつ病や慢性疲労が発生する。ビタミン、ミネラル、必須脂肪酸が不足しても、脳の興奮が定まらず心の病が発生する。~

適応障害と診断される前、朝食のパンを止めたことがある。腰痛を治すために、体重を減らしたかったからだ。今思うと、それも影響していたのだろうか。

~心の病を治すには、脳内物質のバランスを回復すればよい。ビタミン、ミネラル、アミノ酸酵素、ホルモン、必須脂肪酸など人体に存在する天然の物質を利用するのである。~

今、自分は元気だが、心の病だっていつかかるか分からない。というかどんな病気にかかってもおかしくない年齢だ。あらためて食事を見直してみたい。(R3.9.13記)