読書9‐13『現代語訳 学問のすすめ』Ⅱ

このレベルの政府を我々が選んでいる

今日から懇談会のために短縮授業。そのためか半日があっという間に過ぎていった。子どもが帰ってから、耕運機を使って畑を耕す。まとまった時間があったらどうしてもやりたかったのだ。15時に職場を離れる。夕方は組合の会議に行くのだ。

~国が辱められる時には、日本国中のみなが命を投げ出しても国の威厳を保とうとする。これが一国の自由独立ということなのだ。~

~天の道理や人の当たり前の情にきちんと合っていることだったら自分の一命をかけて争うのが当然だ。これが国民の為すべき義務というものである。~

「命を投げ出しても」「一命をかけて」という表現が目に付く。昔の人は、命をそんなに大切にしなかったのかも。命よりも国の威厳を保つこと、命よりも天の道理、情との整合性を保つこと。そういった背景があったから、太平洋戦争などの「お国のために」という考えもまかり通ったのかも。

~今この日本においても、このレベルの人民があるから、このレベルの政府があるのだ。~

与党の派閥の裏金問題が起こり、批判の声が高まったのだが、天に唾を吐くようなものだろう。「この方々を選んだのは、自分たちなのだ」と思わなければ、これからも腐敗は続く。(R6.4/19記)