読書『人生を面白くする 本物の教養』Ⅺ

「どうでもいい」ことについて続けたい。

~人生にとって重要なのは2,3割の仕事か7,8割の生活かと言えば、考えるまでもなく、7,8割のほうに決まっています。だから仕事は「どうでもいいもの」なのです。「ライフワークバランス」と言い直すべきです。仕事命、職場命の価値観は見直す時期に来ています。~

~仕事は「どうでもいいもの」だという価値観があれば、自分の信念に従い思い切って仕事をすることができます。仕事など「どうでもいいもの」だと割り切り、相対視すれば多少失敗しても自分の人生(ライフ)に関係がないし、上司の心証などそれほど大したことではないと割り切れますから、かえって堂々と自分の信念に従った仕事ができます。~

そういえば昨年、私は年休取得率を上げるためにも、いてもいなくてもいい会議があるときは年休を取って帰るようにした。また、作成に納得できない書類を提出しないこともあった。もう私は、「自分の評価は最低で構わない」と思っている。自分の信念に従った仕事はできてないけど、とりあえず自分の信念に従った生き方はしている。

~8760対2000という単純な数式が頭の中にあれば、たかだか2,3割のワークにそれほど悩む必要なないということが見えてくるのではないでしょうか。…私たちは職場や仕事を背負い込みすぎてはいないでしょうか。~

自分はあの時、何をそんなに悩んでいたのだろうか。そもそも大したことではないし、自分だけの責任でもない。投げ出してしまったこと自体、大したことではない。きついなと思ったら逃げて、休んで、またやり直せばいい。それだけのことだったのだ。そもそも、仕事に報酬以上の何か期待するのもおかしい。ましてや自己実現しようなんて間違っていたのだ。(R4.1/3記)