読書9‐12『これでいいのだ!瀬尾ごはん』(瀬尾幸子)

食べることは「生きること」そのものであり原動力

これでいいのだ!瀬尾ごはん: 台所まわりの哲学 (ちくま新書)  – 2015/9/7 瀬尾 幸子 (著)

視写期間 2019年11月24日~26日  視写量 3p

ほぼ毎日、料理をするようになって5年以上になる。きっかけは休職である。仕事から距離を置き、家人に代わり料理を進んでするようになった。復帰してからも早く帰宅するのは私であるゆえに、料理の主役の座を譲らない。

~現代の人間は運動をしないまま食べ物をスーパーで手に入れます。何もかも守られ過ぎている中で生き物としての感覚を失ってしまっている気がします。今、うつが社会問題になったりと多くの人がくたびれているけど、こういうことと無関係ではない。みんな自分が「生き物」だっていうことを忘れすぎていますよね。~

外食も、スーパーの総菜も大好きだ。だが、料理をするのは金銭的ハードルがあるからだと思う。「生き物」である自覚があるから料理をしているわけではない。

~食べることは「生きること」そのものであり、原動力。食べて生きていくために、狩りの代わりに食べ物を作るのです。~

食べることは生きること。妙に納得してしまう。だが、「狩り」こそ、自分の仕事、労働だと思っている。それで賃金を得て、食料を調達するのだから。だけど、働き、賃金を得て、食料を買い求め、料理するまでが「狩り」なのだな。とりあえず、明日も働かねばならない。そのためにきちんと食べたい。(R6.4/16記)