読書『ピンで生きなさい』Ⅴ

人生の合鍵とは、相手との「共通の話題」

帰宅してすぐに労働相談。隣市のカフェに向かう。なんと3時間も話し込む。相手から告げられた朗報に、自分がやってきたことが間違いではなかったのだと確信をする。「私はこの人を守るために活動してきたのだ」と。終わりがけ、咳が酷くなる。どうやら家人の風邪がうつったのか。帰って風呂も入らずに就寝。

~人生の合鍵とは目の前の人と心を通い合わせるための「共通の話題」であり、お互いに大切にしているものや愛していることを象徴するキーワードである。~

私にはどれだけ人生の合鍵があるだろうか。たくさんの「共通の話題」があれば、たくさんの人と心を通い合わせることができる。できるだけたくさんのものを大切にし、愛すればいいわけだ。仕事一辺倒の人生では叶わないだろう。

~20代よりも30代、30代よりも40代。年を重ねるごとに合鍵が増えていくような人生を歩んでいこう。そうすればどんなに想定外の未来に見舞われようとしなやかにピンで生きていけるだろう。~

家族からは趣味が多いと言われるのだが、そんな自覚はない。年を重ねるごとに、「若い人の気持ちが分からない」「若い人とのギャップを感じる」などと思ってしまいがちである。そして心を通い合わせるも何も、人間関係が限定されてしまって、心を通い合わせるチャンスもない。年を重ねるごとに保守的になっているのだ。(R6.3/9記)