読書『ピンで生きなさい』Ⅱ

「助けてもらえ、感謝しろ」と教えるべき

先日のグランパスの応援で声を枯らし、喉の調子が戻らない。咳き込むほどでもないが、時折咳も出る。仕事をやり終え、小雨が降る中を合羽を着て自転車で帰った。室内干しをした後、紅茶を入れてブログを書く。

~わからないことやできないことは恥も外聞も忘れて素直に助けを求める。そのご恩に心から感謝して報いる。一方自分から生み出したことや獲得したことは誰にでも惜しみなく与えていく。~

私は特別支援に関わっているのだが、「助けてもらうな、自立しろ」と教えるのではなく、「助けてもらえ、感謝しろ」と教えるべきだと思う。「心から感謝する」というのは私自身も欠けているところだ。きちっとお礼の言葉を伝えなくてはならないことはあるはずなのだ。「惜しみなく与える」ことも苦手だ。ポーカーフェイスを気取っているところがあるのだ。

~親しみと感謝をこめて笑顔を浮かべているかどうか。自分から挨拶をしているかどうか。その人たちも笑顔で親しく挨拶を返してくれるかどうか。天気や健康の話など、楽し気に一声かけあっているかどうか。~

自分から挨拶は欠かさずするようにはしている。だが「楽し気な一声」はできていない。仕事中は無駄話をしてはいけない、という気持ちがあるからだ。そのあたりを臨機応変にできるといいのにな。何気ない会話のキャッチボールが、同僚とのチームワーク、協同性を高めることに異論はない。もっと心がけるべし。(R6.3/5記)