読書『ピンで生きなさい』(久米信行)

困難な環境を愛し、師匠を探して学べ

ピンで生きなさい (ポプラ新書)  – 2013/12/5 久米信行 (著)

視写期間2019年11月5日~8日 視写量4p

表紙の写真にはガハハハッと笑う顔。コメントには『明治大学商学部で教べんをとり、数多くのベストセラーを執筆している著者が具体的に指南する「会社という看板に頼らず、ピンで生きる方法」』とある。

~ピンで生きる人にとっては多くの人が避けて通りたい困難な環境こそが自分を育んでくれる「愛すべき環境」なのである。~

週明けの月曜日。早速朝から困難に見舞われた。厳正に対処した。「こういう役回りなのだ」と言い聞かせている。こんな環境を、渋々受け入れるのではなく、愛せよと言う。確かにこんな環境がなかったら、自分を育むことはできない。対処することで己を成長させるのだ。

~職場はただ給料を稼ぐためだけの場所では断じてない。会社とは仕事を通じて社内外に師匠を探し、教科書では学べない何かを学ぶ「学校」でもあるのだ。~

「仕事を通じて社内外に師匠を探す」という。今の私にとって、「仕事を通じて」の師匠とは誰だろう。仕事を通じて師匠を探すなんて思いもよらなかった。同僚や上司ではあり得ない、と見切ってしまっている。なんという思い上がりなのだろう。お手本にすべき人がいるのに、見えていないのかも知れない。

~ピンチとチャンスが表裏一体となった「その日」はある日突然やってくる。いつ来るとも分からないその日のために、目の前の仕事を誰よりも真剣に仕上げてみよう。人とは違う方法で、人より実績を上げることにこだわろう。~

いつ来るのかも分からないし、それがどんな日なのかも分からない。チャンスなんてもう老齢の私にはやって来ない。まあそれでも、目の前の仕事には一番の真剣さで取り組みたい。(R6.3/4記)