映画『ティル』

米国の歴史は差別の歴史なのかもしれない

ティル  2023年12月15日公開-130分-ドラマ  監督 チノイェ・チュク  制作国 アメリ

4時半に起床、座禅に行き、家でゆっくりしてから、自転車で隣市のミニシアターへ向かう。久しぶりにアンクルウェイトを足につけて。昼前だったので、途中ドラッグストアで菓子パンを買っていった。

なんとなく面白そうだったのでこの映画を選択。偉人の映画なので特別、大きな展開もない。アメリカの人種差別問題ならネタが尽きることはないのだろう。

主人公である母親があれだけ心配し、あれだけ言い聞かせたのに、息子よ、それでも君はそうしてしまったのか。もっと警戒するべきではなかったか。もっと慎重にふるまうべきではなかったか。

それでも、息子をああまでしてしまう白人の責任は問われるべきだし、息子の変わり果てた姿を包み隠さないことによって犯人の責任を問う姿に感服しました。

そして裁判も何とも言えない結末となる。白人からすれば黒人の少年から口笛を吹かれただけでも果てしない恥辱を味わうことになるのだ。それほど差別の根深さを表しているのだろう。とりあえず自分の世界では大きな差別がないことに改めて安堵した。(R6.1/28記)