読書9‐3『子どものケータイ-危険な解放区』Ⅲ

要はイタチごっこなのだ、全く安心できる時代などない

昨日の夜から思い切り体調を崩す。今日は一歩も家から出なかった。明日からのコンディションを整えるために。思いもかけない異常だったが、伏線はあったのかもしれないとも思う。

~結局子どもたちは出会い系サイトや学校裏サイト、ゲームサイトなどを子どもに仕掛ける業者に操られ、解放区を餌場にする大人に狙われている。子どもたちは「ネットなら大人と対等に渡り合える、戦える」と思っているようだが、大きな構図の中では悪賢い大人の餌食になっているのだ。~

思い出すのは高齢者を狙ったオレオレ詐欺。結局、子ども、高齢者などの弱者が格好の餌食になるのだ。子どもの場合は、保護者から守られている部分が多い。

~ケータイの利用問題は、フィルタリング装備を行わず、その商品特性について真の顧客である保護者に説明責任を果たすことなく売り出されたことから派生した。これが子どものネット利用リスクを発生、拡大させた最大の原因である。~

私の娘には、高校までケータイを与えなかった。娘からは、私がケータイを持たないことを非難された時もある。

~子どもの心身の成長や安全に無頓着なビジネスモデルの結果、思春期の子どもの子育て教育問題が発生した。これらが時間の経過とともに学校にしわ寄せされるようになってきたのだ。~

それほどケータイの問題で、しわ寄せを受けた覚えはない。職場でも高学年とその保護者を対象に、メディア対策の講演会を設けたりしている。そして子ども全員にタブレットを配布したことも影響していると思う。(R6.1/14記)