ダンサー イン Paris 2023年9月15日公開-118分-ドラマ 監督 セドリック・クラピッシュ 制作国 フランス、ベルギー
今日は孫娘の七五三と誕生日を兼ねたお祝いをする予定だったが、インフルエンザにかかったそうで中止、いつも通り映画を観ることにした。ゴジラやマーベルなどメジャー作品を選ばず、あえて隣市のミニシアターを選択。カフェモーニングを済ませて自転車で直行。いつしか風は冷たくなっていた。
私の選択は正しかった。とても素敵な、完成度の高い映画だと思います。作品に関する予備知識はまったく無かったのだが、怪我をしたバレエダンサーがコンテンポラリーダンサーに変貌するという物語だ。まずは、バレエそのものを楽しむことができる。劇場で直に観ているような感覚になる。そこからサブキャラがたくさん出てくるわけだが、みんな魅力があり、惹きつけられる。そしてコンテンポラリーダンスも迫力たっぷりでやはり楽しめる。
さらには、親子の絆も描かれており、私も娘を持つ身として、父親に感情移入してしまい、あやうく泣くところだった。もう一つ感心したのは、エンドロールだ。トイレに行くつもりだったのに、どちらのダンスも魅力あふれる映像に釘付けになったのだ。
さすが芸術の都、パリにふさわしい映画だった。十分満足です。（R5.11/12記）
