読書8-15『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』Ⅳ

新しい一週間が始まった。来週末に行われる体育的行事の練習が本格的に始まり、明らかに忙しくなっている。そして明らかに子どもに厳しく冷たく当たっている気がする。そんな行事などに巻き込まれては、呑み込まれてはいけないことは分かっているのだが。

~「それは果たして親の責任なのか」ということだ。宿題をやってこない。忘れ物をする。授業をサボる。悪いことではあるけれど、それは親が学校から指摘され、「申し訳ありません」と頭を下げることなのか。~

この文章を読んだとき、「なんだか愚痴っぽいなあ」と思ったことを覚えている。親の責任なのかと問われれば、「全く責任がない」とは言えない。なぜなら教育を受けさせる義務を負っているのは、親だからだ。学校の内であれ外であれ、子どもが問題行動を起こしたら、親として責任を持つべきだろう。だが、「頭を下げる」ことではない。

宿題をやってこない、忘れ物をする、授業をサボるという問題行動について、親に謝罪を求める教師がいるのならそれは間違っている。しかし、その事実はきちんと伝えるべきだとは思う。ただ問題行動が「他人に迷惑をかける」部類であったら、その行動が改められるように親にも協力を求めたいと思う。

~問題行動を親の責任にする前に学校から子供への働きかけがもう少しあってもよいのではないかという疑問である。~

教師は、問題行動がなくなるようにじゅうぶんに手を尽くした結果なのかもしれない。親がこう不信感を持つようなら、相互理解が足らないということか。

~なぜ両親ではなく母親に連絡が来るのか。まるで学校での問題行動や成績不振は母親の監督不行き届きだと言わんばかりだ。~

緊急連絡先の第一が母親になっていれば母親に連絡するであろう。夫婦でよく話し合うべき問題かもしれない。(R5.10/16記)