読書8-10『世界一やさしい「論語」の授業』Ⅵ

2学期初日を働いてすぐに土日。こういうリズムはいい。

~心の内側を秘かな自負という空気で満たすことじゃよ。どんなに立派な人物でも困難な状況に遭遇することはある。そういう窮地でこそ日頃から心を練る訓練をしている者としとらん者との差が出るんじゃぞ。~

~詩や音楽を鑑賞して心が潤えば人に接する時にも物事を判断する時にもゆったりとした気持ちを保て、間違いを犯さずに済むじゃろう。~

昨日が始業式だったが、子どもがいるのといないのとでは忙しさは全然違う。そして複数の子どもに臨機応変に対応するというのは、段違いの忙しさで、パニック寸前になった。まさに学校の平常そのものが、働き手にとって困難な状況なのだ。

そんな状況に、休息も、休日も巻き込まれてはならない。「心を練る訓練」「心を潤す」そういったことを意識しておく必要があるのだ。

そして心とともに、肉体にも意識をやらねばならない。

~肉体をコントロールするというのは「行動」や「動作」を美しくするという意味じゃよ。それが修身、身をおさめるという意味じゃ。~

修身というと昔の道徳かと思った。だが語源は「身をおさめる」なのだな。

~美しい行動というのは言行の一致した行動に尽きる。もう一つ、動作を美しくするのが礼儀作法じゃよ。~

~身体をいたわるのも修身も大事なポイント。~

「自己愛」「自分を愛していたわり」「自分自身にも思いやりを」などに共通している。心も体も、自分をまるごと愛していたわる。私は、どうも外面を気にして他人にいい顔してばかりなのだが、もっと自分自身に目を向けろということなのだ。(R5.9/2記)