読書8-10『世界一やさしい「論語」の授業』Ⅴ

もう明後日から2学期だ。今日は午前中から二人の娘家族の世話にはせ参じることになっている。

目的を達成するには、強い意志だけではない、柔軟な心も不可欠なのだ。

~どうすれば柔軟な心を造れるか、それが「正心」の課題なんじゃよ。まずは他人に対して思いやりの精神を持つことじゃな。具体的に言えば、自分にされたらイヤなことは他人にしないことじゃよ。~

正心とは、心を正しくすること。また、正しい心。

~心を柔軟に豊かにするには、中庸を心がければ間違いないな。ちょうどよい加減ということなんじゃぞ。~

中庸とは、かたよることなく、常に変わらないこと。過不足がなく調和がとれていること。ちょうどよい加減がよいという。だが、何がちょうどよいのか、何が調和がとれているのかが分からないのだ。

~人間はよい加減が分からずに一方に偏ることによって失敗をしでかしてきたんじゃよ。ということは過ちを犯しても反省して自分が何にとらわれているかを発見すれば、その分だけ成功に近づけるというわけでもあるんじゃよ。~

だからどうするか。読書をしたり、人に会ったりして見識を広め正しい判断ができる材料とすること。常に自分を客観視して、偏っていないか、自分の行いを振り返ることが必要なのだろう。(R5.8/30記)