読書『ストレスのはなし』Ⅲ

引き続き、ストレス障害について。

ストレス障害は人の老化現象を加速させます。~

~若い頃に楽をして生活した人と、苦労を繰り返した人では、認知症になる危険度が苦労を繰り返した人の方が有意に高いという事実が検証されています。~

ストレスは健康にとってもよくないのだ。誰だって老けたくないし、認知症にもなりたくはない。ただなんとなくそれは分かるのだが、だからといって簡単にストレスを回避できるものでもない。

~ストレスを強く感じる時などは、いかにストレスを緩和するのかという観点ではなく、「幸福感」という全く対局の感情をいかにして感じ得るかということを考えることが大切な気がします。~

ストレスを緩和しようとか、回避しようとするのではなく、「幸福感」を感じようとすること。それが大切なのだ。

「今日の歌のボランティアでいろいろ失敗もあったけど、施設の利用者さんは喜んでくれた」「次女のアパートに行って見舞いをすることができた」「来週のグランパスの試合のチケットが無事に入手できた」幸福と言ったら大げさだが、気分よくなることはある。それも幸福感と言っていいのかもしれない。(R5.7/26記)