読書9-7『反省させると犯罪者になります』Ⅲ

反省文は意味なし。問題行動は「必要行動」

朝から体全体が痛い。こういうのを関節の痛みというのだろうか。測りはしないが熱もありそうな気がする。今日は土曜日だが行事のために出勤。それも弁当を作って。体調がすぐれぬまま仕事をこなし、3時間の年休を取って帰る。

~問題行動が出たときは反省文を書かせるのではなく、受容的な対応をすれば、その後の子どもの人生は善い方向に向かうことが分かります。~

反省文を書かせるという指導を私もしたことがある。繰り返す問題行動をどうしたら止めさせることができるのか、思案の結果である。問題行動を抑止する試みの一つである。「反省文を書かせる」も「反省させる」も使役であり無理強いである。やはり意味はないと思う。

~原因が分かれば親や教師は子どもの言葉にじっくりと耳を傾け、否定的な感情を口から出させればいいのです。問題行動を起こす理由は、寂しさやストレスの発散だったり、苦しい人間関係があったりするのです。~

問題行動に対してどのような事後指導を行ったか、ということに目を奪われ、子どもの言葉にじっくり耳を傾けることができなかった。それこそ、「反省」だ。

~罰を与える前に問題行動は「必要行動」と捉え直しをする視点を持って「手厚いケア」をしてほしいということです。問題行動が起きた直後の「反省文」は全く意味がありません。意味がないどころか、さらに抑圧を強めて大きな犯罪行動に至るリスクを高めます。~

問題行動は「必要行動」と捉え直すこと。反省させると犯罪者になる、というのは、反省させることが抑圧を生み、その反発が次の犯罪へとつながるということだ。(R6.2/17記)