読書8-7『ルポ 過労社会』Ⅴ

夏休み勤務一日目。教室にこもり、2学期の漢字ノート、漢字プリントづくりを行う。が、思うように進まない。時間がとても長く感じる。微妙な空虚感。そうなのだ。子どもと対峙していれば、時間はあっという間に過ぎてゆく。やはり「子どもがいてこその教師」なのだ。一日目にしてこの心境、これからの40日をどう過ごせばいいのか、少し考え直した方がいいかも。

~1日8時間というルールは長時間労働に苦しめられた労働者たちが人間らしい生活を送るために勝ち取った権利だ。~

8時間を超えて働いたら人間らしい生活を送ることができない、という意味だ。私は勤務時間内に働いている間は、管理職から何を命じられようと仕方ないと思っている。たとえ奴隷のように扱われても。使われている立場だからだ。「人間らしい」とは「自分らしい」に置き換えられよう。勤務時間、拘束時間を過ぎたら、もう自分の時間だ。誰にも侵すことはできない。どんな命令も無効である。(R5.7/21記)