読書8-6『「自分には価値がない」の心理学』15

仕事に打ち込むとか、仕事で努力しろという意味合いから、仕事をどう凌ぐかと変わってきた。私は仕事に真っ向勝負はしていないので、このあたりの記述の方が共感が湧く。

~プレイ(遊び)だと考えたり、成長するためのチャレンジ課題だと考えたりする。そしてもっと楽しく、もっと楽に、もっと効率的に、もっと上手にやるにはどうすればよいか、日々、創意工夫の姿勢で臨むようにする。~

仕事上、発達課題を抱えている子どもたちとばかり付き合っている。だが、勤務時間を越えたくないので、極力効率的にできるように工夫しているつもりだ。だが「もっと楽しく」というのはなかなか難しい。

~仕事上のいやなことは、意味づけを考えたり、新たな意味を与えたりすることで、ストレスを減らすことができる。~

今日、実は一つ痛い失敗をしてしまった。私は勤務時間を越えないことを信条としているので、そうすると、他の先生との意思の疎通ができないのだ。そのために私が知っておくべき情報が得られない。そのために窮地を一つ作ってしまった。こういう状況をなんとかするのも、意味づけだろうか。

~人間関係に堪えるのも給料のうちと割り切ることにする。イライラさせられる上司に仕えるのは人間としての幅を広げるための訓練と意味づける。上司と自分を入れ替えてみて、自分ならどのように振舞うか、自己成長の材料にすることができる。~

こういう点で「困る」のも給料のうちなのだろう。そしてあくせくとして奮闘することが人間の幅を広げることになるのかもしれない。(R5.6/28記)