読書8‐4『さらば脳ブーム』Ⅴ

前回はホットケーキ、今回はバイク。

バイクに乗ってみたいという気持ちが少し前から芽生えている。きっかけは、ある俳優が、自慢のバイクに乗って房総半島を旅するという番組を観たのだ。その俳優は、私に顔が似ていて特別に親近感を持っていた。また、毎週の座禅にも、バイクで来ている人がいて、なんとなく魅かれていたのだ。

~普段の生活にバイクを使った群は、前頭前野を中心に多くの認知機能が向上し、メンタルヘルスに関する調査でも、さまざまな生活上のストレスが軽減したことが分かった。バイクに乗ると脳の機能がよくなり、かつメンタルヘルスによいと言う理想的な結果を得ることができた。~

車がもともと好きなのだが、バイクに対する憧れが少しずつ少しずつ募っていた。私は思い切って家人にその憧れを打ち明けてみた。そうしたら案の定、猛反対。「私の知り合いが何人もバイクで事故死している」「車があるのにどうして必要なのか」ということだ。家人には、バイクが脳にもメンタルにもよいとは伝えていない。

~人間がきっちり操作をしないと安全が確保できないバイクという乗り物の存在価値は大きいと考えている。自分でバイクを運転している時「自分が今、生きている」という普段特に意識しないことを強く意識する。~

危険と隣り合わせだということが、緊張感を与え、脳やメンタルによい影響を及ぼすのだろうか。また「自分が今、生きている」という感覚ってそれだけ大切だということだ。(R5.5/25記)