読書『不幸な国の幸福論』Ⅷ

幸福のヒントは、未来志向で生きるということ。

~今のつらさをこれからの人生で生かそうと未来志向で生き始めた途端、不幸は不幸でなくなります。それどころか幸福を見出すための貴重な財産になる。~

自分がつらかったあの時、どうしてこう思えなかったのだろうか。つらい時って、もうそこしか見えなくなってしまう。そしてこのつらさがこれからの人生、ずっと続くものと思ってしまう。振り返ってみれば、確かにあの時つらかったのだが、今は、そういうものだったのだと受け入れている。

~失敗や挫折は自分というものをよく知る機会でもある。小さな失敗を重ねることで自分の能力や適性が見えてくるものだ。しなやかな強さも養われていく。~

やはり失敗を回避するのではなく、失敗を受け入れることが必要なのだ。自分の失敗はもちろん、他人の失敗も受け入れなくてはならない。

~やっていて自分が楽しい何か、自分を喜ばせてくれるものであれば、どんなことでもいい。好きなことがある人は強い。免疫力アップに最も効果的なのは自分にとっての「好き」を見つけること。子どもの幸せを願うなら、親や教師はまず何よりも、子どもたち一人ひとりが好きなことを見つけて伸ばしていけるような教育をすべき。~

人生は思うようにはいかない、つらいこともたくさんある。失敗も挫折もある。だからこそ、自分が楽しいと思えること、喜べること、好きなことを大切にしよう。コロナで不自由であるけど、ジョギング、読書、映画、グランパス。いろいろあるぞ。そして親であり、教師でもあるので、子どもたちにも好きなことを見つけ伸ばすことを心がけよう。