映画『シング・フォー・ミー、ライル(2022)』

シング・フォー・ミー、ライル(2022)LYLE, LYLE, CROCODILE  監督 ウィル・スペック、ジョシュ・ゴードン

今日も仕事は休み。朝から床屋に行き、夕方からの組合活動を前に、隣市のショッピングモール付設シネマで本作を鑑賞した。

本作の監督は2人ともこれまでの作品を知らない。注目俳優はコンスタンス・ウーだ。見た瞬間、すぐに『クレイジーリッチ』を思い出した。あの時は新婚女性だったが、もう41歳なのか、お母さん役にぴったりだった。

子どもから大人まで楽しめる良作だと思う。120分の尺だが私にはもっと長く感じた。中年男性タレント、子ども、その両親がライルと関わるわけだが、それぞれの登場人物のストーリーとライルとの関係も詳しく描かれ、間延び感皆無である。主人公がワニという突飛さがあるが、それがまた可愛い。特に幼少の頃のライルの可愛さは絶品だ。

欲を言えば、ミュージカルという触れ込みだが、曲の一つ一つがあまり刺さらず、平凡さを感じてしまったところか。心に訴えてくる素晴らしい曲を期待していたのだが。とはいえ、高評価もうなずける作品です。(R5.3/30記)