シャイロックの子供たち(2023)監督 本木克英
ここにきて組合活動がやたら忙しくなっている。連日の交渉だ。そんな中でも、暇を見つけて映画鑑賞を試みる。割り振りを取り、市内のシネマに直行。自転車置き場には大量の通学自転車が所狭しと並べられていた。そういえば今日は中学校の卒業式。
高評価で、『半沢直樹』の池井戸作品であるので、迷うことなく選択。ドラッグストアで買った袋のポップコーンとパックコーヒーを持って座席に着く。
少し期待しすぎたか。『半沢直樹』のようなテンポの良さも、人物の感情の振れ幅もなく、勧善懲悪色も弱い。巨悪に立ち向かうというほどでもなかった。
印象に残ったのは、銀行の内部事情とか銀行員の労働環境とかの大変さだ。上司からプレッシャーを与えられる、何か問題を起こすと自分の口座通帳も開示を迫られる。自分の仕事など、本当に呑気なものだな。
でも忙しい中で鑑賞できただけでもよしとしなくちゃ。明日から組合活動が続くのだから。(R5.3/7記)