映画『オットーという男(2022)』

オットーという男(2022)A MAN CALLED OTTO  監督 マーク・フォースター

今年度の営業もあと3日である。今日も組合活動で呼ばれており、2時に仕事を片付けて指定地へ向かったのだが、その後連絡が入り、特に行く必要もない案件だとわかり、組合活動は中止。カフェでゆっくりした後、以前から気になっていた本作を鑑賞する。

市内のシネマだが、最近システムが変わり、会員であってもサービスデー以外は料金は1900円となった。あんまりせこいことを言いたくないがショックである。

この作品、『幸せな独りぼっち』のリメイクである。原作自体大好きで、しかも高評価、名優トムハンクスなので、鉄板だろう。だが少々肩透かしを食らった。

原作はラブロマンスだが、本作はヒューマンドラマに舵を切り替えたようだ。原作はヒロインが絶対的に綺麗。そして知的。そして事故後のその女性の生き方まで詳しく描いている。私は、原作で涙腺崩壊してしまった最後のシーンを期待した。ラブロマンスなら外さないだろうに。だが、それもなかった。それでいいのだ。そのぶん、原作の素晴らしさを再認識することができた。

「人のために生きろ」そのメッセージは伝わった。組合活動に疲れていた自分にはっぱをかけるような作品だと感じた。(R5.3/22記)