読書7-15『2020年からの教師問題』Ⅺ

昨日の夕方と就寝前に錠剤を飲み、鼻水はほぼ止んだ。ただ慢性的な眠気だけが残っている。

私語りが目に付いてきたので、それを取り上げて、終わりにしたい。

~私自身、次の点を踏まえながら教育現場で頑張りたい。・求められているのはスーパー教師ではない。・生徒と高め合う関係は成り立つ。・オリジナルな教育手法はいらない。~

どう考えても、文科省はスーパーな教師を求めている。学習指導要領に示された膨大な指導内容が示している。そこに部活動をやれ、生活指導をやれ、個性の伸長を図れというのだから。筆者はそれを無視してでも、知的好奇心を引き出すべきだという主張だ。

~多くの教師は教える内容を独自に組み立てています。「自前」ですべてを完結したいというマインドが根強くあるのだと感じます。問題なのはそこに多くの時間がかかることなのです。この部分を短縮しないと働き方が変わらないことは現場を見ていて強く感じます。~

私もオリジナルな手法はいらないと思う。わが校の学校研究では、算数の教材開発を行った。実生活にかかわる身近な問題を発端に単元を開発するのだ。私は傍観していたので、深くかかわらなかったのだが、過重な勤務の上にそのような研究をするのは間違っていると思う。オリジナルを追究していては、教科書を採用した意味がないではないか。

~私自身、「何故あなたは教師になったのですか」という課題に、教育現場にいる限り向き合っていきたいと思います。この本の読者にも「あなたは誰ですか、どこから来てどこへ行くのですか」という哲学的な問いに生徒たちとともに向き合っていただきたいと思います。~

「私は定年間近な教師である。時間外労働も厭わず学校現場に尽くしてきた。これからは、働きながらも、毎日が健康で文化的な生活を目指していきたい」と答えたい。(R5.3/5記)