読書7-14『「本」と生きる』(肥田美代子)

「本」と生きる (ポプラ新書)  – 2014/12/1 肥田 美代子 (著)

『「読書」をテーマに現代の課題に鋭く切りこみつつ、日本と日本人の進む道を示す』とあった。筆者は童話作家であり、国会議員の経験もある。筆者の作品一覧を見たが、ちょっとピンと来なかった。

~紙の本は数千年の歳月を経て完成された人類の叡智の結晶であり、人間の知識と知恵を未来につなぐかけがえのない知の体系です。~

本にしても新聞にしても、紙の文化が途絶えようとしている。ちなみに私は全くの紙派である。紙の本が好きというより、スマホなどのデジタルがきらいなのだが。

~読書とは著者が文章を通して語りかけてくるメッセージに耳を傾け分からないところは読み返すことによって自問自答したり、著者との対話を積み重ねたりする非常に奥深い体験なのです。~

読書とは、書き手との対話であると痛感している。読書ができるということは、話を聞くことも上手だと思う。話を聞く、話し手の声に耳を傾けるというのは、とても大切だ。だからこそ、読書は教育の場で奨励されるのだ。(R5.2/9記)