読書6ー13『「おもてなし」という残酷社会』Ⅵ

感情労働からは逃れることはできなさそうだ。とすると、どう乗り越えるか、という話題になる。

~有効なのは自己開示できる場を持つことだ。自己開示とは自分の思いを素直に語ることだ。自己開示にはカタルシス効果や自己明確化効果がある。自己開示ができる場があるだけでストレスを軽減することができる。~

カタルシス効果とは「不満や不安、悲しみやイライラなどネガティブな感情を口に出すことで苦痛が緩和され、安心感を得られる現象のこと」とあった。私は本ブログで紹介したこともあるが、毎日少量の日記を続けている。マンネリ化し、片付け仕事のようにしているが、もっと感情を開示してもいいのだな。

~日記のような個人的なものとして書くという方法がある。いわば筆記による自己開示である。筆記による自己開示にもストレス緩和効果、自己明確化効果があることが分かっている。~

このブログだって、半ば日記のようなものだ。ちなみに自己明確化とは「自分の気持ちや考えを話すうちに、曖昧だった気持ちや考えが整理され、自分の気持ちが明確になること」とある。どうせ誰も読まぬ日記。ここでも自己開示をしていこう。

早速だが、今日はイライラしてしまった。原因は分かっている。昨日夕方洗濯をしてベランダに干した洗濯物を、天気予報で雨が降るのを知っていたのに、そのままにして職場に来てしまったからだ。朝から気がかりな用事があって抜け落ちてしまっていた。帰宅してすぐに取り込んだが、後の祭り。次の洗濯物が待っているのに、干す場所がないから洗えない。そうなると、風呂の残り湯も再利用できない。水の無駄遣いをすることになる。ここまで書いて分かったが、自分のイライラのおおもとは「水の無駄遣いをさせられる」ということだ。少し自分の気持ちが明確化したな。(R4.6/21記)