映画『 トップガン マーヴェリック(2022)』

トップガン マーヴェリック(2022)TOP GUN: MAVERICK 監督 ジョセフ・コシンスキー

今日もミニシアターへと思っていたが、野暮用で時間がなくなったため、ジョギングで市内の劇場へ向かった。金曜に封切りの本作は大作の臭いプンプンで、いつかは観ようと思っていたので、丁度よかった。なぜだろう、本作の制作年度は2022なのに『キングスマン』、『007』とともにずっと前から宣伝されており、コロナで割を食った作という印象がある。ついに満を持しての上映、それは期待通り、いや期待以上の作品だった。

はっきり言って退屈なシーンは一つもない。飛行場面、戦闘場面、バーの場面などなど、すべてのシーンが上品で美しいのだ。トム・クルーズがそこにいる、というだけで映像がどこが違うのだ。

私は最大容量の箱で鑑賞したが、前目の席で観ると迫力満点。戦闘機に乗っているかのような臨場感と迫力を味わうことができた。もちろんそれだけでなく、仲間の絆の深まりなどヒューマンな面も十分に堪能できるストーリーである。

映画とはおかしなもので、どんな名作もどんな駄作も鑑賞料金は同じなのだ。だが本作は、きっと贅沢に費用をかけているのだろう。これほどの高価値の作品を観られるのだ、これこそ、観なきゃ損な映画だと思う。(R4.5/29記)