映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021)』

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021)THE POWER OF THE DOG  監督 ジェーン・カンピオン

朝から雨が降っていたので、マイカーで隣市のミニシアターへ向かった。予告編は一度見ただけ、予備知識なし、評価のチェックもしないで鑑賞。ベネディクト・カンバーバッチが出るのは知っていた。

こんな映画初めてだ。登場人物の誰にも共感できない。誰も好きになれない。誰も魅力がない。主演のカンバーバッチは善人か悪人か。自分を投影したらいいのか、向き合えばいいのか。自分の置き場を探りながら時間が過ぎていった。

不気味な、よくわからない映画なのだ。弦楽器の低音の響きがいっそう不気味さ、わからなさを助長していた。MJは中年のおばさんになっていた。カンバーバッチの裸体を見るのはこれで2回目だ。本作は女性監督だという。そして今アカデミー賞の監督賞だそうだ。はっきり言って、どこがいいのか、よくわからない。そんな映画だった。(R4.4/3記)