読書『会社で生きることを決めた君へ』Ⅳ

仕事の成果について。

~結局、ほんとうに仕事で成果をあげたいのであれば、我欲は捨てたほうがいいのです。「自分のために結果を出すことを目的にしていたら結果は出なくなる。周りの人を幸せにすることを目的にすれば、彼らは動いてくれるので、自分の結果も出る」~

誰だって仕事の成果はほしい。3年前までの私はまさにそうだった。仕事の成果が欲しくてたまらなかった。周りの人を幸せにすることなんて、考えなかった。

~仕事で成果を上げたければ、自分のことよりも同僚や部下のこと、お客様のこと、社会のことを優先して働ける人間であることが大事。すると仕事の成果を上げることができる。~

今はどうだろう。休職し、復帰してからは、仕事の成果なんて微塵も考えなくなった。勤務時間の中でベストを尽くせばそれでいいということ。だからといって、周りの人を幸せにすることを目的にしているわけではない。他人を、同僚を、子どもを幸せにすることを優先して働かなくてはならない。

~優れたto be(あること)があってこそのto do(なすこと)なのです。to beを自分の中に確立することがとても重要になります。自分の生き方、考え方、働き方を確立するのです。自分にとってのto beを磨くことを怠らないようにしてください。~

「to be」を少し調べてみた。「あるべき姿」「理想の姿」という意味らしい。自分の生き方、考え方、働き方を確立する、自分はできているとは言えない。

~40代に入った頃から毎年お正月休みに年頭所感を書くようになりました。自分はこれからの一年間、どんな価値観を大切にしてどのように生き、どう働くのかをA4の紙一枚に書き出すのです。~

さすが、立派な人だな。そういえば自分もなんとなく年頭所感を書いたんだっけ。「良書を読む」と「5つの山を登る」か。これだけでは、生き方、考え方、働き方には及ばない。(R4.2/28記)