読書『サンクコスト時間術』Ⅱ

「残り時間」というものについて書かれている。

~残り時間という「未来」は、無数の「今」という時間に分解できます。そして結果が出ずに過ぎ去った「今」はその瞬間にサンクコスト化していく。そんなイメージを持つことができますか?~

確かに、残り時間は未来なのだ。それは必ず「今」となってやってくる。だから「今」を大切にしなくてはならない。

~どんなことにでも制限時間を設定し、絶えず残り時間を意識しながら行動することが大切です。残り時間を「量」として考える。同時にその時間量の中で自分ができることをちゃんと理解しておく。~

幸い、今の自分には、仕事に追われるとか、勤務時間内に仕事が終わらない、ということはない。だが、それは言い換えれば制限時間の中で、自分なりに仕事の量を加減しているだけなのだ。というか、手をぬいているだけなのだ。時間を効率よく使っていこうという意識や、効率よく使う能力が高いわけではない。

~残り時間を細切れに分解して整理することや、標準工数(標準作業時間)の大切さを実感させられたのです。手際が良いという表現がありますが、それはこの工数と時間を最も効率よく組み合わせることで達成できる芸当です。~

例えば、授業のラスト10分。自分にもっとできることがあるのではないか。子どもにさらに働きかけることがあるのではないか。結果を出さずに「今」が過ぎ去っていくことも多いと思う。自分はもっと、手際よくなれる。(R4.1/18記)