読書『サンクコスト時間術』(斎藤 広達)

サンクコスト時間術 (PHPビジネス新書 66)  2008/8/19 斎藤 広達  (著)

「サンクコスト(埋没費用)」とは、過去に払ってしまい、もはや取り戻すことができない費用のこと、と出ていた。「サンクコスト効果」という言葉もあり、もったいないという心理から身動きが取れなくなる、というマイナスな効果らしい。では、この書ではどうなっているか。

~サンクコスト発想は、「過去の失敗やミスにこだわらず、未来に目を向けてアクションを起こすこと」をゴールにした発想。不確実な未来を少しでも自分の手でコントロールしようと思ったら過ぎ去った時間に拘泥していてはだめなのです。時間は今と未来しかないのです。~

サンクコストには、費用とか労力とか手間とかいろいろあるんだろうけど、本書では過去、今、未来というように時間にこだわっているのだな。

~Situation(状況判断)今、自分(会社)が置かれているのがいったいどんな状況なのか、瞬時に判断すること。

Time Left(残り時間)絶えず残り時間を意識して、その中で何ができるか考えるということ。

Best Answer(最善の答え)考えるべきは、結果に結びつく可能性が高いベストアンサー。

Action(アクション)結果を出すためにポジティブな気持ちで自信に満ちアクションを起こすことが大切だということ。~

この4つが自分にどう生かせるか、すぐに思いつかないが、ただ過去にとらわれていても仕方ないのだということは分かった。自分の置かれた状況を判断し、今何ができるか、何をすべきかを考え、自信に満ちた行動をすべきだということだ。(R4.1/17記)