読書『働き方革命』Ⅴ

長時間労働をすればいいというものではない。仕事はさっさと切り上げ、読書などで教養を高めることが必要だ。

~継続的に読書などのインプットの時間があるというのは、経営者やマネージャーにとっては命綱になりうるのだ。~

~経営者にとって「知る(学ぶ)」ということはビジネスにおけるセーフティネットのようなもので確実に成功確率を高めてくれ、失敗の際のダメージを和らげてくれる投資のようなものだ。~

勤務時間を意識して仕事をするようになってから確実に仕事の効率は上がっていると思う。私は勤務終了時間で仕事を終えて帰るのだが、仕事がいやだからというよりも、仕事と同等、いやそれ以上に大切にしているものがあるからだ。

~仕事だけに専門特化「しない」ことが、職場において働くことだけを「働く」としないことが、逆に仕事を充実させるという逆説。~

仕事だけに特化してはいけないし、職場にだけしか活躍の機会がない、という状況が許せない。

~人生そのものを働くと捉えるんだ。食い扶持を稼ぐことも、家族と生きることも、自分のために学ぶことも、全部ひっくるめて「働く」って考えたらどうか。「働く」を「他者と自分のために価値を生み出すこと」とするんだ。俺たちは職場であろうが、地域であろうが、価値を生み出せるんだ。~

これが職場で価値を生み出せない人への慰みの言葉であってはならない。全部ひっくるめて考えることで、職場の過重労働問題の焦点がぼけてはならない。職場でも、地域でも、家庭でも、価値を生み出さなくてはならない。(R4.5/10記)