読書『意にかなう人生』Ⅱ

読書の内容とは関係ないのだが、数日前から肩甲骨辺りがとても痛い。今日ようやく接骨院に行ったのだが、3日くらい痛みが続くと言われた。こうして文字入力するだけでも激痛が走る。

~それ以上金持ちになってどうするのというのだと。「フツーの人」は他人は他人、己れは己れ。この鉄則を守ることである。無理なマラソン競争には参加しないこと。この真理をかみしめて、あくせくせずに生きていこうではないか。~

金持ちになりたいというわけではないが、将来への、老後への不安はつきまとう。まあ、私は教員なのでどれだけ時間外勤務をしようと残業代は出ない。私は勤務時間内に限りあくせく働いている。

~日本の自殺を減らすには、「人生に仕事を入れてもよいが、仕事に人生を入れないこと」この心構えに徹することだろう。人生を没入してしまうほど価値のある仕事なんてこの世に存在しない。~

私もかつて仕事に人生を没入させていた。その発端は危機感だった。「子どもが言うことを聞いてくれなくなったら」「保護者に批判されたら」そんなトラブルが起こるのを恐れていたのだ。だが、どんなに没入させようと、起こるときは起こる。自分の努力の範囲を超えて、その事象は起こる。だったら努力しても仕方ないと今は思っている。それは人から言われてもなかなか理解できないことだと思う。

~フツーの仕事とは、極論すれば、食べてゆくための「ゼニ儲け仕事」だと思い知るべし。ならば全人生をかけるまでの価値はない。まして家庭を犠牲にする必要などありえないのである。だから自分の人生を大事にする。そして仕事を人生の一部にとどめて生きていくことである。~

仕事は人生の2割強でしかない。そう諭してくれた出口治明氏はすごいと思う。(R3.11/24記)