読書7-17『森田療法』Ⅲ

欲望について詳しく書かれている。

~人間は、人間ならではの欲望を持っている。自ら「かくありたい」「かくあるべし」と願う向上に関する欲望である。人間はこの欲望によって人間らしくなるが、同時に様々な苦悩を追う原因にもなる。~

今日の自分は、「年休をすべて消化したい」「早く仕事を終えて映画を観たい」という強い欲望を持っていた。私は残りの勤務日を全部休みにして今日を最後の出勤にしたかったのだ。だがやり終えなければならない仕事が減らない。あくせくと働きながら苦悩を味わった。

~人間には欲望の多様性があって、それが他人を苦しめ、自分を苦しめもする。ところがその同じ人間が美しさを求め、善なるものを求め、真実を求めるのである。その両義的なかかわりの中に人間の苦渋があり、豊かさもあり、創造性もあるのである。つまり人間だからこそ、両義的な欲望のただなかにある。~

昼食の後、転任者の挨拶が行われた。現任校でどう働いてきたか、どんな思い出があったか、仲間とどうかかわってきたか、などの語りや謝辞が述べられていた。どの方からも、熱心に仕事に向き合ってきた様子が伝わってきたが、私にとってはあまりよい居心地はしなかった。「たかが仕事なのに」という思いが強い。

~神経質者の性格の特徴は、「かくあるべし」という考えが非常に強い性格である。~

「かくあるべし」は「こうでなくてはならない」。決めつけの性格がいけないんだろう。(R5.3/24記)