読書『労働法入門』Ⅲ

年休について述べられている。

~年休の趣旨は労働者の心身のリフレッシュを図ることにある。~

私は、ここ2年間は、年休を20日間消化している。リフレッシュするためというよりも、20日間消化しないと、損をするからだ。10日消化しても、20日消化しても、どちらも次年度に持ち越せるのは20日間なので、最大40日間なのだ。今年の目標は24日間。そうすれば今年を含め退職まであと5年、毎年24日間取得できる計算だ。

もし20日に満たなかったら、例えば15日しか消化しなければ、5日間休む権利を放棄したことになる。休む権利を放棄するなんて、私にはできない。権利を最大限利用するべきだ。

~日本の年休制度の最大の問題点は消化率が低いことである。その主たる原因は労働者に年休の時季指定権を与えている日本の制度にある。~

労働者が時季指定権を持っている。それは、労働者が年休の日時を決める権利があるということ。労働者が年休の日時を決め、それを使用者に認めてもらう。この図式だと、基本的に労働者の立場は弱いので、年休を申し出にくいのだ。

~年休の未消化問題を解消し、労働者の心身のリフレッシュを図っていくためには日本でも年休制度の原点に立ち返り、会社に年休カレンダーの作成義務を課すなど、年休の法制度自体を改める必要がある。~

本年度、今のところ、私は12日間年休を消化している。稼ぎ時の夏休みが過ぎているので、まだ少ない、という思いだ。(R3.9.3記)