映画『春江水暖~しゅんこうすいだん (2019)』

春江水暖~しゅんこうすいだん (2019)春江水暖/DWELLING IN THE FUCHUN MOUNTAINS 監督 グー・シャオガン

夏季休業最終日、今日は一日休みを取った。コメダでモーニングを済ませ、今日もまた隣市のミニシアターへ。昨日同様3が付く日はサービスデーだ。本作はとても評判のいい作品である。世界的な映画誌でも昨年度のベスト10に入ったそうだ。某サイトの評価も悪くない。

感想は「長い」そして「重い」。上映時間は150分だが、179分の『ドライブ・マイ・カー』よりも長く感じる。中国の映画って、やたら長い、そういう傾向があるよね。それから内容が深刻。介護、貧困、福祉、都市開発など様々な問題が横たわっている。経済成長の著しい中国って、人々はこんな苦しい生活をしているのか、と思った。ある人物の「育てて損した」という言葉が耳に刺さった。まだまだ日本でよかった、と思ってしまった。

明日からまた多忙な日常が始まる。この夏は本当にたくさんの映画を観たな。この映画にそう満足できなかったのは、そろそろ明日からのことに意識を向けろよ、というメッセージかも知れない。

ベスト10の実力を知りたい人は観てもいいと思います。(R3.8.31記)