映画『シカゴ7裁判』

シカゴ7裁判 (2020)  THE TRIAL OF THE CHICAGO 7  監督 アーロン・ソーキン

コメダでモーニングをすませた後、隣市のショッピングモール付設の映画館に行く。近隣の中で、この映画館だけは、老人特典が5歳若い。だから私はいつも1100円で鑑賞できるのだ。緊急事態宣言が始まり、延期の作品も増えているのだろうか、話題作は少なく、観得る中で最も評価の高い作品を選んだ。

少々理屈っぽいが、とても見応えのある作品だと思う。そして特徴的なのは豪華キャスト。『バットマン』『ファンタスティック・ビースト』『ダークナイト』などなど、かの話題作に出た俳優たちの競演が観られる。

どこがどうというわけではないが、裁判で闘う若者のなんとたくましいことか。自分の考え、立場が確立しており、だれにも寄りかかるところがない。昔の(かの国の)若者は本当に大人びていたんだな。

米国政府は無益な戦争のためにたくさんの若者の命を犠牲にしていたのだ。若者たちは誤った政策のために不条理にも命を落としたのだ。そのあたりの歴史的事情を自分がもっとわかっていれば、もっともっと感動できたかもしれない。