映画『JUNK HEAD (2017)』

JUNK HEAD (2017) 監督 堀貴秀

もう7月になろうとしているのにまだまだ割り振りが消化できずに残っている。何か焦りのようなものに突き動かされ、20分の割り振りを取り3時40分に職場を後にした。家で一休みし、隣市のミニシアターへ向かう。高評価で気になっていた本作だが、一日に1本しか上映しないのでどうしても時間が合わなかったのだ。

ストップモーションアニメというと、『KUBO』『僕の名前はズッキーニ』などが思い浮かぶ。監督は制作に7年を費やしたのだそうだ。楽しみにしていたのだが、いざ観賞してみると、今から1600年後、という設定がピンとこない。そしてキャラクターの造形がイマイチで、どれが人間で、どれが人口生命体なのか、わかりづらい。そしてストーリーが基本的に地下なので、背景も単調で中盤に寝落ちしかけてしまった。

1600年後の地下に生きる生命体たちという設定が自分の中で慣れてきてからは、ストーリーにしっくりと入り込むことができた。創造主が神であるならば、様々なものを発明、生産、製造する我々も神なのだな。人間も人口生命体も意識でつながる会うことができる、未来が少しイメージできたかも。

総じては、映画そのものというより、周辺事項の話題性で評価を高めているのかなと思えてしまった。自分はまだそこまで「映画」を知らない。(R3.6.25記)