読書『自分の時間』Ⅴ

「思考のコントロール」という言葉が気になる。

~頭の働きをコントロールすることは、充実した生活をする場合の第一条件。あなたが一日の初めにまずやるべきことは、頭の働き具合をためしてみることだ。やってほしいのは、「家を出たら一つのことに思考を集中してみる」ということだ。くじけてはならない、やりつづけるのだ。やがては思考をコントロールできるようになる。~

「一つのことに思考を集中する」というのはどういうことだろう。ずっと考え事をするということだろうか。次の内容がヒントになるのだろうか。

~たとえばマルクス、アウレリウスとかエピクラトスのような名著の短い一章に集中してみるというのはどうだろうか。ためしに今晩、第1章だけでいいから、読んでみていただきたい。そして、次の日の朝、書かれていたことに思考を集中してみていただきたい。~

「書かれていたことに思考を集中」ってどういう意味だろう。書かれていたことを自分に関わる事象や経験に置き換えてみるということだろうか。

マルクスは聞いたことがあるが、あとの2人は知らない。私はカタカナや洋物に拒否反応が出てしまう。ただ似たようなことはしている。毎日、「論語日めくり」を見るようにはしている。

~自分の思考をコントロールするのだ。そうすべく努力しているうちに人生の厄介事の半分は取り除かれてしまう。~

思考がコントロールできれば、何かにとらわれたり、振り回されたりしないだろう。正しい判断ができ、トラブルも乗り越えられるのだろう。