読書『ブラック企業』Ⅱ

ブラック企業の指標は、大量採用、大量離職の実態にある。新卒を交換可能な「物品」のように扱う。若者は働き続けることができない精神疾患をきたし、キャリアを破壊されてしまう。~

それなりの夢を描いて入社してきているのに、その夢を食い物にしているのだな。

~正社員として募集しているにもかかわらず、面接に通って契約を交わす手段になって突然非正規での契約書を渡される場合がある。~

本当だとしたらひどい話だな。

~新卒労働者にとって入った会社を辞めることにはいくつもの不安がつきまとう。ブラック企業は、その労働者の不安につけこむ。大量に人を集めた上で実際に働かせて競わせる。就職活動よりも逃げ場のない状況で誰が本当に都合よく使える人間なのか試すのである。~

そういえば、自分の身内も就職したが、あまりにもひどい働かせ方で、結局1年ほどで辞めてしまった。精神疾患にもならずによく頑張ったと思う。身内が勤めていた企業もブラックだったのだろう。

ブラック企業は解雇の規制を免れるために、社員が「自ら辞めた」という形を取ろうとする。訴訟リスクを避ける手口が高度化している。組織的にパワハラを行い、精神的に追い詰められた労働者が自ら辞めるのを待つ。~

辞めさせられようと、自ら辞めようと、そんな企業からはいち早く縁を切った方が正解だ。