読書『〇に近い△を生きる』Ⅷ

そろそろ、最終回にしようと思う。

~どんないいことをしても一割は批判をする人がいる。その空気に負けてはいけないのだ。大切なことは困難な状況にいる人たちが喜んでくれるかが大事。後ろ指も批判も恐れないことが大事。「別解力」を磨くためには空気に負けない生き方をすべきだ。~

「一割は批判をする」、全くその通りだ。思えば自分は、みんなにいい顔をしようとしすぎてきた。批判を気にしすぎて、それにとらわれていた。

~失敗したとき、何で失敗したのかを考え直してみる。次にやるときはどうしたらいいかが見えてくる。失敗すればするほど「別解力」が磨かれていくのだ。失敗をしたときに、失敗を投げ出さないことだ。失敗は恐れなくていい。同じ失敗さえしないようにすれば、「別解力」を養ってくれるのだ。~

失敗を恐れないっていうのは、失敗を気にするなということではない。その失敗を投げ出さずに受け止めるということだ。論語に「過ちて改めざる、是を過ちという」という言葉もある。

~△に生きる生き方をしていたら、憎しみや怒りや恨みはちょっと横においておけばいいってことに気づいた。時間がたつと怒りが少し形を変えているのに気が付く。自分の生きるパワーになっていく。~

「いつか見返してやる」みたいな気持ちで生きていたこともあった。嫉妬心がエネルギーの源だった。今は、〇じゃなくても仕方ないか、という心境である。