読書『無名の人生』Ⅱ

不幸はどうあがいても人生に起こってくる。それにどう対峙するか。

~人間の一生には幸福も不幸もあるけれど、その評価は自分で一生を総括してどう考えるかの問題だということになります。幸も不幸もあったけれど、どちらがより多かったのか、無駄な一生だったと振り返るのか、それとも実りの多い一生だったと思うのか。その際大切なことは、自分の人生をあるがままに受け取ることでしょう。~

無駄だとは思わないが、実りの多い一生だとも思えない。そりゃあるがままに受け取るしかないわね。

~要は基準となるべき独自の尺度を一生かけてつくりあげられるかどうか。自分の人生を評価するとき、別に大きな哲学は必要ありません。自分の身の丈に合った尺度でかまわない。自分で納得してやるだけのことはやれたと思える尺度であればいいのです。ひとつ付け加えるとすれば、そうした自分なりの尺度を、若い時からあせって完成させる必要もありません。一生かけて構築できれば十分。~

著者は誰に向けて発しているのかな。大きな不幸が起こって絶望している人に向けているのかな。自分の人生を評価するときなんてあるのかな。

あせらずに一生かけて「やるだけのことはやろう」として生きていけばいいのだなと私は解釈した。