読書『少しだけ、無理をして生きる』Ⅳ

今回の記事で200回目になるらしい。去年の8月末から始めている。最近はほぼ毎日です。

『毎日が日曜日』という小説に以下のことが書かれているそうだ。

~まず人は蟻にならなくちゃいけない。つまり、蟻のように孜々営々と、黙々と、働くことが必要だ。…「あなたはトンボになれるか」…様々な角度から、いろんなものを見ることができるか。…仕事をすると同時にものすごく勉強して、幅の広い見方ができなくてはいけない。「しかもなお、君は人間でありうるか」…人間として豊かでなくてはいけない。人間として魅力的でなくてはいけない。人間として愛されなくてはいけない。~

「孜々営々」とはせっせと精出して事に励むさまのこと。私も蟻になれるように、勤務時間はせっせと、こつこつと、だまって仕事に向き合おう。そしてトンボになれるように、勤務時間が過ぎたら、読書をしよう。でも人間になれるかは難しい。「豊か」とか「魅力的」、「愛される」って他者目線になっているから。

~これからの時代にビジネスマンとして生きるには「蟻であり、トンボであり、人間である」という三つの条件を揃えなくては勤まらない。…単に仕事の鬼では生きられない。専門的知識だけでは生きられない。~

私は、最初にこれを読んだとき、蟻からトンボへ、そして人間へ、と成長過程だと解釈していた。そうではないのだ。蟻であり、トンボであり、人間でなくてはならない、ということなのだ。読んで、書いて、ブログで表す段になって、それに気づいた。何度も読むって大事なことだ。