読書『定年後』Ⅳ

 

いい顔って、どんな顔だろうか。

~定年後の目標は、やはり「いい顔」で過ごすことだろう。そうすれば息を引き取るときもいい顔であるに違いない。~

真剣な顔。まっすぐに何かを見つめる顔。表情豊かにほほ笑む顔。笑みを含んだ顔。やさしく見守る顔。歌いだしそうな顔。すべてを許せる顔。すべてを認める顔。

やはり、すべての時を、かかわる人すべてを大切に思う気持ちがなければ、いい顔にはなれないな。

~人生には自分で自分のことを簡単にはコントロールできない時期と、自ら裁量を発揮できる時期がある。そういう意味では、定年までの会社生活はリハーサルで、定年後からが本番だと考えていいのではないか。~

もう、私は定年後を見据えた生き方をしている。だから仕事で誰かと競ったり争ったりはしない。仕事でプライドを守ったりはしない。