読書『愛に生きる』Ⅱ

 

すぐに行動に移す「実行力」はこの本を貫く言葉だと思う。

~短所の中でいちばん共通して多い短所は、「やるべきだと思いながらただちにスタートしない」ことです。すぐに行動に移す―これはひとの一生の運命を左右するほど重大な能力です。わたしたちの一生は死ぬまで、自分の短所を長所に転じる努力の期間ともいえましょう。~

自分はどうだろうか。すぐに行動できているだろうか。
~ひとりの落後者も出さない、そして人間本来の生命の欲求である愛を土台にし、真なるもの、善なるもの、美なるものを身につける教育―少なくとも、義務教育の9年間を通じてただ一つのこと、たとえばひとに親切にすることを喜びとする人間に育てるくらいはできるようになるでしょう。~

ひとりの落後者も出さない、なんてできるだろうか。だが、愛を土台にするというのは、心がけていきたい。もう、自分を前面に押し出すことはしない。将来を担う子どもたちを大切な思いで向き合おう。
~その汽車のなかで他人と乗り合わした場合、向かい合わせになったひと、隣り合わせたひとに対して、まず、なにかの縁でそうなったのであるから、いっしょに乗り合わせたことをうれしいと思うような心をもつべきだというのです。~

私もまた新たなスタートだ。受け持ちの子たちとの出会いが待っている。汽車の中で乗り合わせるのだ。その子たちとの縁なのだ。それを楽しんでいこう。