読書『時間の作法』(林望)

「時間」の作法  角川SSC新書  – 2011/3/10 林 望 (著)

「時間って大事だよな」軽い気持ちで読み出した本だが、結構はまってしまった。

~本を充分に味わい役立てるために汚すわけです。気に入った個所に出会ったら何かしらの印をつけておきたいのです。その部分こそが自分にとっても血肉となる部分なのですから、忘れないようにしておきたいのです。~

休職に入ってから読書が自分の生活の大部分を占めるようになった。それまで遮二無二、教育書を読み漁っていた。だがその時から、教育に関わる一切の本を読まないようにした。教育の世界から、一歩を踏み出すことになった。それは大きな一歩だった。

休職中はよく公民館や図書館にこもって読書をした。読書の際は、心に刺さった文章に赤線を引いた。そしてそれは大学ノートに書き写した。このブログは、書き写した文章から厳選したものから成り立っている。上記の文章を読んだとき、我が意を得たり、と思ったものだ。
~40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持つべきだ、というのは、本当にそのとおりだとつくづく思います。実力が充分にある人は非常に自然体で、優しく人に接してくれます。虚勢を張る必要がないのですね~

今、私は責任を持てる顔になっているだろうか。実力を蓄えなきゃ。そしてできるだけ自然に、虚勢を張らず、人に優しくありたい。