読書『人生の逃げ場』Ⅲ

林住期という言葉が出てきた。

ー林住期とは、子育てを終えて森林に移り住み、森の生活に溶け込んで、修行をする時期のこと。世俗的価値をいったん脇に置いて、森の中で、自分とは何か、自分の人生とは何なのかを見つめ直すわけです。ー

下の娘も社会人になった。子育ても終えた。森林に移住とまでは行かないが、毎週禅寺に赴き座禅をしている。私も、林住期なのだ。自分とは何か、自分の人生とは何なのかを見つめ直すときだ。

ー均質性の高い組織の中で、異質な発想や嗜好を備えている人は、それだけでも魅力があるものです。林住期を意識して生きることは、人生の複線化に向けて自分の視野を広げていくことにもつながるでしょう。ー

林住期を意識することが、人生の複線化になる。人生を複線化していれば魅力的な人になれる。きっと仕事に明け暮れていては、複線化にはならないのだろう。