読書『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』名越康文

『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』 (名越康文 2014 PHP新書)

なぜ生きるのか、という問いに答えはない。アリに「なぜ生きるのか」問うてみればいい。別に理由などない。人間としての自分が生きていることに、さほど意味はない。

「誰でも使えて、かつ一瞬にして怒りを払うことができる行を紹介しておきます。〈私は怒っています〉と唱える行です。日常の中で〈しまった、怒っているぞ〉と気づいた瞬間〈私は怒っています〉と3~5回、ゆっくりと心の中で唱える、これだけです。

この文を昨日、目にしたのに、今日、もう怒っている。自分はまだまだ行が足りない。

乱暴な言葉や悪辣な言葉は何よりも自分の心と身体をかき乱すもの。」

せめて、言葉づかいだけでも気を付けたい。