読書7-6『子どもに勉強を教えるな』Ⅸ

子育ての目的について書かれている。一つは「自立」。

すべての子どもが明確に目指すべき人間像というのはあるのです。それは自立した子どもです。人間だけが親から育ててもらわないと自立することができないのです。誤った育て方をすると、人間はひとりで考えて行動することができなくなります。~

日々の忙しさにかまけると、何のための教育か、ということも忘れてしまう。その日一日が無事に過ごせればいいという感覚になる。子どもを自立させることを念頭に置かねばならない。

~自立した人間に育ちさえすれば、必要なことは本人が勝手にやっていきます。子どもが自分で目標を見つけてそこに向かって努力していくのです。そのために必要なのは絶対に自立することなのです。~

そして「天命」。天の命令、天から与えられた使命のこと。

~この世に生まれたものすべてに「天命」がある。何のために生まれてきたのか。この世で何を為すべきなのか。どんな生き物もその答えを持ってこの世に生を受けているのです。~

~地球上の生命で個々の天命が異なり、その天命を知るためにきちんとした教育を必要とするのは人間だけなのです。誰もが天命たる適職を見つけて、社会に貢献することが大切なのです。~

~子育ての目的は「自立させること」そして親が子どもの未来をしっかりと見据えること。授かった「天命」をまっとうさせること。子育てはシンプルなことを繰り返すのが大切です。~

「天命」とはちと大げさだな。しかし社会に貢献する人材を育てなくてはならない。自立して、きちんと職を見つけて、自分でお金を稼いで、それが社会を支えることになるのだ。私もずっとこの職をしているが、あまり天命とか意識してないし。(R4.12/12記)