読書8-13『日本人に生まれて、まあよかった』Ⅳ

宿泊的行事が終わり、帰宅。打ち上げへのお誘いを受けた丁重に遠慮する。2日まるまる拘束されたうえで夕食まで付き合わされるのは勘弁。

~69年間の平和は、日本が一つには米国の核の傘下にいるからであり、二つには「日本を侵略しようと他国から攻めてきた場合には、相当の力を持ってこれに反撃しますぞ、容易には屈しませんぞ、多大の損害を与えますよ」との姿勢を明確にしている、いわゆる「拒否的抑止力」をもつ自衛隊が日本に存在するからです。~

日本の自衛隊の軍事力を調べたら、米、露、印、中に続き5位であった。経済力があるのと、アメリカから最新兵器を購入していることが理由に挙げられていた。6位が韓国だったのだが、ヨーロッパよりもアジアの方が軍事力の高い国が集まっているように感じた。それだけアジアというのは緊張状態にある地域なのだと思った。

~私たちが自衛隊というかなり優秀な軍隊を実質的に保有するのは、憲法の文言を忠実に尊重していないからに他なりません。~

~思い切った二者択一を国民に求めねばなりません。すなわち「現行憲法は改正しない、その絶対的平和主義の理念を尊重し、軍隊機能のある自衛隊は廃止する」というA案と「現行憲法は改正し、軍隊機能のある現在の自衛隊を軍隊として認知し、そのまま存続させる」というB案の2つに1つを国民に選ばせるのです。~

憲法改正なんて無理ではないかな。現憲法は、アメリカが作ったと言っていい。変な言い方だけど、その憲法を改正することをアメリカが許すとは思えない。結局は、憲法の解釈を変えて、実態的にアメリカの言うがままになっていくのだと思う。(R5.9/29記)